2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

牟岐・東京

23日から25日の昼まで、地質学会の巡検の下見のため牟岐に行っていました。潮なかなか引かず、膝下まで濡れました。当日は波が高くならないことを祈ります。 しばらくぶりの牟岐界隈は、なんだか寂れてしまっていました。 宍喰の道の駅の温泉と、日和佐の千…

サイエンスキャンプ

月曜から今日まで、サイエンスキャンプという、高校生対象のサマースクールの講師をやっていました。 サイエンスキャンプコアセンターに来たのは10人。 初日は宇佐で高知大の調査船に乗り、採泥とプランクトンの採取。 2日目はコアセンターの施設見学、コ…

付加体と巨大地震発生帯

東大出版会から本が出ました。 付加体と巨大地震発生帯 - 東京大学出版会 僭越ながら私も、序章と3章のお手伝いをさせていただいています。 ぜひ本屋さんでお手にとって、ご覧頂けると嬉しいです。 税込4830円と、ちょっと高くて申し訳ないのですが、著者割…

「歴史と外交(東郷和彦著)」/「惑星(マゼール指揮フランス国立管)」

夏なので読んでみました。歴史と外交─靖国・アジア・東京裁判 (講談社現代新書)作者: 東郷和彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/12/17メディア: 新書 クリック: 10回この商品を含むブログ (24件) を見る東郷茂徳元外相を祖父にもつ元外交官・東郷和彦氏…

巡検案内

9月の、地質学会岡山大会で巡検案内をさせていただきます。 日本地質学会 - 岡山大会TOP 見学旅行B班「四万十帯牟岐メランジュにみる沈み込み帯地震発生帯の変形と流体移動」 定員までまだ余裕がありますので、もしご関心をお持ちの方がいらっしゃいましたら…

地震、コアラー

今朝がたの地震、場所が場所だけにぎょっとしましたが、横ずれで、フィリピン海プレートの中で起こったスラブ内地震のようです。それなりに大きな被害が出てしまったようですが、死者はいまのところ報告されておらず不幸中の幸いでした。今日は終日、コアラ…

実験

今日は、とある実験をしました。といっても、先輩2人につきっきりで教えていただいて、1日かかってやっと1回機械を動かしただけなのですが、心地よい疲労感があります。 実験というのは装置の中に小さな天然をつくりだすことで、箱庭に似た楽しみがあるの…

鳥研巡検その4

巡検最終日の5日。 この日は四万十帯・横浪メランジュ。三波川を見たあとに四万十の石を見ると、なぜか心が落ち着きます。 案内者は高知大(朝倉)の橋本准教授、通称はっしーさん。木村研の大先輩で、頼りになる兄貴分です。 鳥研巡検のメンバーのほか、コ…

鳥研巡検その3

最初の記事に書いた4日の見学対応、なんとか無事に終わりました。 コアセンターの設備について説明してみて改めて、自分の知らないことの多さに驚き恥じ入りましたが、楽しそうにしゃべることはできたかな、と思います。 4日は午後から汗見川に。川で泳い…

鳥研巡検その2

2日目。 当然のごとく二日酔い。 へろへろの体に、朝日が眩しすぎます。 ねむの木の花。 いきなり渡渉。水が冷たくて気持ちいい! garnet zone中の巨大石英脈。どうやってできたんでしょう? 昼食を肉淵谷で食べ、エクロジャイトの転石拾いをしたあと、 田…

鳥研巡検その1

私がベインに興味をもったのは、3年のときの室戸実習のこと。 その年の春に、鍵層が豊富で構造もわかりやすい清澄の地質図書きを終え、いきなり放り込まれた四万十帯。断層・褶曲が至るところにあり、めちゃくちゃ複雑(に見えた。その当時は)。 その担当…