ニューイヤースクール

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
更新が滞っておりましたが、この間、学会でサンフランシスコに行ったり
巡検に行ったり飲んだりしておりました。
おかげさまで元気でやっています。


「第8回地球システム・地球進化ニューイヤースクール」(NYS8)が、
http://quartz.ess.sci.osaka-u.ac.jp/~earth21/school/gakkou/gakkou.html
先週末の土日に代々木のオリンピックセンターで行われました。

私は今年から事務局の一員となって運営に携わりましたが、とても楽しかったです。
今年は実は、新体制になって初のNYSで、不安材料もいろいろとありましたが、
講演者・参加者の双方から、楽しかった、刺激的を受けた、素晴らしかった、
つながりが増えた、こういう集まりに来て初めて一回も寝なかった、
等々、ありがたいご感想を、口頭でもメールでもたくさんいただきました。
やはり、楽しいというのが最大のモチベーションです。


とはいえ、NYSはもはやそれなりの影響力をもつ団体になってしまっているので、
やるからには何かそれなりのことを伝えなければなりません。
同期の畏友(=飲み友達)kawagucchi氏のブログに「ぬるい」と書かれてしまいましたが
(2日目も来てから言ってよ〜)、
http://kawagucci.blog.shinobi.jp/Entry/1297/
まぁ彼のことですので、蕎麦に七味唐辛子をふりかけるみたいな感じで、
バランスをとるためにあえてスパイスとして仰っているのでしょう。
私もたいがいなあまのじゃくなので、気持ちはわかります。


以下、事務局の意見ではなく、個人的な意見になりますが、
まず、地球科学とは?というのを考える企画は、ぜひやりたい。
ただ、あまりにメッセージ性の強い、賛否が二つに割れるようなことを
派手にやるつもりはありません。
目指すものは、最大多数の最大幸福です。
しかし、少数意見や極論を決して否定はせず、包含していく、
これは重要なことだと思っております。
「こういうの、おもしろいね」という方向性は示しつつも、
「ま、それと全然違うこんなのもありだよ」という多様性も示していけたら、
というのが私のスタンスです。
そういうメッセージは、自ずと浮かび上がることでしょう。
そして来年は、地球物理の人をもっと呼びたいと思っています。


とにかく、やれば伝わって、何か残る。
楽しかったです。講師の皆さん、参加者の皆さん、そして事務局の皆さん、
どうもありがとうございました。