知のリレー

先日、とある先生とフィールドにご一緒しました。
その先生が20年前に書かれた岩波新書を、13年前の私は読んで、それがきっかけで付加体の研究をやっているようなものです。

いろいろあってとても楽しかったのですが、自分のフィールドをお見せできたことと、教科書を書き換える舞台となった手結メランジュにご一緒できたこと。これらは私にとって、忘れられない思い出になると思います。
この感動を言葉であらわすのは難しくて、言えば平凡になってしまうのですが、こうして学問というのは、知のリレーのように連綿と受け継がれていくんだな、という。
そのことに対する敬虔さのようなものを感じました。と同時に、大きな責任も。